ワイキキビーチからすぐのホノルル動物園には、東京ドーム約3.5個分の広大な敷地に世界中から来たキリン、象、ライオン、オラウータン、コモドドラゴンなど約900種類以上の動物が飼育されています。この動物園は米国で唯一国王が国民に与えた土地に作られた公園に建てられた動物園で、1876年にハワイの君主であったデイビッド・カラカウア王が、ハワイの人々のためにと土地を下賜し、翌1877年にカラカウア王の妃の名前を冠したクイーン・カピオラニ公園が誕生しました。1914年、カピオラニ公園初代園長がハワイの子どもたちのためにとサル、熊、アフリカ象などの動物を世界中から集め、動物園が本格的にスタートしました。

動物園はアフリカのサバンナ、アジアとアメリカの熱帯林、太平洋諸島の3つの生態ゾーンに分けて構成されていています。動物とふれあうことのできる「ケイキ（ハワイ語でこどもの意味）ズー」もあり、いつもたくさんの家族連れで賑わっています。ホノルル動物園では動物の飼育、展示だけではなく、動物の保護や福祉への取り組みも行っています。美しく手入れされた庭園の中を散歩しながら展示されている珍しい動物に出会うだけではなく、ガイドツアーやトワイライトツアーなどの教育プログラムに参加することで、動物たちについて更に深く知ることもできます。